野菜作り失敗の傾向と対策

いざ自分で野菜を作ってみると失敗の連続です。むしろ失敗するのが普通といってもいい。 失敗を続けるうちに、ふと、より多くの失敗を知っていることが野菜作り上達への最短距離じゃないかと考えるようになりました。 失敗がベースにあって、そこから一つ一つ失敗の要素を取り除いていく。できる限りの失敗を予防する事で成功を目指す。それが私の野菜作りの基本的な考え方です。 そういう思いで、私が実際に野菜を育てて失敗したこと、そしてなぜ失敗したのか自分なりに考えた事を蓄積していきたいと思います。 その他農業に関するトピックスも少しずつ更新していきます。

野菜づくりの失敗について
①失敗の傾向=どんな症状が出ているか、特徴的な症状は何か?
②原因=症状が出た理由はどんなことが考えられるか?
③対策=次はとうしたらいいか?
という風にできるだけわかりやすく考えます。原因と対策は個人的見解ですのであしからず、、、

害虫の発生は、突然やってくるように思いがちです。 しかしながら、害虫は少しずつ増えていっています。 はじめは、小さく葉をかじる程度です。 そして徐々に大きくなる過程で葉の食害も大きくなります。 葉が大きくかじられていて初めて害虫の発生に気づくことが多いか ...

都会でよくみられるのが光害と言われるものです。 作物の中には、日長によって花芽を付ける習性をもつ作物があります。 つまり、日の長さを自ら感じて花芽を付けるスイッチを入れるということです。   通常であれば、日の長さは季節によって一定の期間で切り替わるので問 ...

失敗の傾向 春先アスパラガスの収穫がひと段落したあと、立茎を始めた。 (梅雨前時期)すると出てくるアスパラガスの先端が次々と枯れていく また、変形した異常茎も多くみられる。 原因 おそらくが水分吸収の問題が起きている。 アスパラガスの袴(鱗片葉)の先端が枯 ...

失敗の傾向 とうがらしの茎が折れてしまった。 原因 とうがらしやししとうは、茎が固く(しなりが少ない)生育初期に強風に当たると折れてしまうことがある。 ただし早い段階で支柱を立てると支柱にくくりつける際に茎を折ってしまうこともあるので注意する。 対策 幼苗 ...

雑草草生栽培 小規模生産の場合、雑草草生栽培に取り組むのもいいアイディアだと思います。 なぜなら、しっかり除草するというのはとても大変な作業だからです。 草生栽培に取り組むメリットはは労力の軽減だけではありません。 仮にもともと田んぼのようなところで野 ...

失敗の傾向 ししとうの新葉が黄色くなる。 原因 鉄欠乏の可能性が高い。 土壌がアルカリ性の場合は鉄欠乏が疑われる。 カルシウム欠乏、ホウ素欠乏なども新葉に現れるが、葉枯れが生じることが多い。 カルシウム、ホウ素欠乏が出るのは酸性土壌の場合である。 対策 露地 ...

失敗の傾向 トマトの葉が下の方から黄色くなって枯れ始める。 時間が経つにつれて枯れる部分が広がってくる。 梅雨に入って気が付いたら枯れていた。 原因 トマトが枯れる原因はたくさんあるのでこれとは言いにくいが、梅雨時期に枯れが広がる場合、葉枯れ病、すすかび病 ...

失敗の傾向 定植して間もないきゅうり苗が急にしおれたように枯れてしまう。 原因 苗がしおれる原因はいくつかあるが、何らかの理由で水が吸えなくなることで生じる。 今回は茎に穴が開いていることを確認 メイガが茎に入り込んで食害していたことによる 対策 メイガを ...

失敗の傾向 ジャガイモを適期に定植したはずなのに、生育が悪い 原因 日当たりが悪いところで栽培している可能性がある。 日当たりが悪ければ当然発芽、その後の生育も悪くなる。 またもともと日差しを好むため、日陰では生育が抑制される。 対策 生育期全般にわたって日 ...

現代農業 2018.4より抜粋させていただきました。 家庭菜園など、趣味で栽培する場合は、品目、品種関係なく自由に自家採種(自家増殖)できます。 ただし、登録品種の収穫物の販売、無償・有償にかかわらず譲渡もできません。 登録されていない品種については、種を自家採 ...

自家採種(自家増殖)とは、収穫物の一部を次の作付けのための種苗として用いることであり、農業者にのみ認められているものです。 自家増殖が認められているのは、 ①農業者が、 ②正規に種苗を購入し、 ③その種苗を用いて収穫物を得、その収穫物を自己の経営において種 ...

失敗の傾向 トマトの先端付近の茎が太く、茎に穴があいている。 トマトの生長が止まってしまう。 トマトの先端に脇芽がたくさん出る。 原因 窒素過剰による異常茎(通称:めがね) 多肥栽培で窒素が多い場合、特に梅雨時や水やりのし過ぎでおきる。 追肥では、硫安や硝安 ...

カブラヤガの幼虫(ネキリムシ)は葉を食べる時に太い葉脈や中肋を残さず食べる。 葉柄を食害して切断する被害も生じました。多発生時には葉は食い尽くされる。   カブラヤガの幼虫のみが、太い葉脈や硬い葉柄をバリバリ食べたりできる。 ヨトウムシなどは葉柄や中肋が残 ...

例えば、カラスノエンドウには、たくさんのアブラムシがつきますからテントウムシもよく見かけると思います。   が、このアブラムシは、ソラマメヒゲナガアブラムシといって、ソラマメも加害するので近くに一緒に育てるとソラマメについてしまいます。他のマメ科の野菜 ...

テントウムシは、アブラムシを食べてくれる天敵として知られています。 じゃあ畑でテントウムシを増やしてアブラムシを退治したらいいじゃないかというお話になります。 ただ、ことはそんなに単純ではありません。 なぜなら天敵のテントウムシが増えるためには同時に餌で ...

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