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太陰暦を残した理由は?

それは、おそらく、日本や東アジアの人々が四季の動きにとても敏感だったからです。

実際、季節の訪れは太陽暦どおりに正確ではなく、微妙にズレています。
桜も毎年同じ日には咲きませんし、雪が降り始める時期も毎年違います。

農業を知ってる人は自然暦という言葉を聞いたことがあると思います。

例えば、昔のお米農家は、ウグイスが鳴いたら、苗代にもみをまく、田植えのタイミングを山の雪の残雪の形で判断するなど、自然現象で農作業の適期を判断していました。

毎年、太陽暦どおりだと、自然暦の作業適期と合わない、太陰太陽暦の方が、合っている。という経験則があったんではないでしょうか。

だから、日本でも1,200年以上、使い続けてきたんだと思います。(中国では、4,000年です)農業の暦として優れていたということです。

では、農業に太陰太陽暦をどう使うのか?その知恵は、改暦から140年たった今となっては、もう失われつつあって、難しいところです。

日本政府は、ことごとく旧暦を排除してきたので、現代の我々はほとんど旧暦に関する知恵を失ってしまいました。