宮崎県の施設栽培における取組でICM(総合的作物管理)という考え方です。
 
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/hukyu/h_event/pdf/dream03_miyazaki.pdf#search='宮崎方式ICM 

農薬メーカーでも近年IPM(総合防除)※という考え方を取り入れてきています。ICMは、もう一つ進んだ考え方だと思います。
 

ICMでは、微生物農薬、昆虫寄生菌、天敵の順番で技術レベルは難しくなり、段階的に取り組むような考え方になっています。
 

先日、新しい農業というテーマでお話しされていたものは、具体的にはこのような栽培体系を含んだもと言えると思います。

 

※FAO(国際連合食糧農業機関)のIPMの定義

IPMとは、
・農作物に対する有害生物制御に応用可能な全ての技術を精緻に考慮し、
・それらの発生増加を抑制する適切な方法を総合的に組み合わせ、
・農薬やその他の防除対策の実施は経済的に正当なレベルに保ちつつ、
・人や環境へのリスクを軽減または最小限に抑えることを意味する。