農薬は本格的に使われてまだ40年くらいしかたっていません。
仮に年1作の作型の農産物なら40回の経験です。
その間、農薬の種類や使用方法も変わっていますから、個別農薬の経験値はもっと少なくなります。この方法が確実といえる農薬使用法はないのです。
農薬使用を最小限にするというのは人体に対する安全安心という面のみで語られることが多いですが、生産技術上も大切な視点だと思います。
以前から農薬をちゃんと使用する人ほど年々栽培が難しくなっていくような話を聞いていました。特に病気。
畑に病気が出て、畑全面にたっぷりと殺菌剤をまいたとします。(通常はそう指導されます)
完全に制圧できたと喜んでいると、今度はまったく違う病気が広がるというのはよくあることなのです。そこでまた農薬を使用せざるを得ない。
一方の菌に不利な状況を作ればもう一方の菌に有利な状況が出来上がるからそれが繰り返されてしまう。
だから農薬の最小限の使用は、逆に全滅のような大きな被害を防ぐことになると思っています。自然のバランスの中でうまく調整されるくらいの制限にとどめるのがよいのかなと。それは、農薬の使用倍率や回数、散布方法などの技術によって。
私たちが抗生物質をもらう時に、ビオフェルミン(乳酸菌)をもらうのは、胃の中の菌をみな殺してしまったあとの環境を何とか有用菌で補おうという意味です。バランスを取ろうとしているのです。
殺しっぱなしは怖いのです。
殺虫剤だって除草剤だって同じです。
仮に年1作の作型の農産物なら40回の経験です。
その間、農薬の種類や使用方法も変わっていますから、個別農薬の経験値はもっと少なくなります。この方法が確実といえる農薬使用法はないのです。
農薬使用を最小限にするというのは人体に対する安全安心という面のみで語られることが多いですが、生産技術上も大切な視点だと思います。
以前から農薬をちゃんと使用する人ほど年々栽培が難しくなっていくような話を聞いていました。特に病気。
畑に病気が出て、畑全面にたっぷりと殺菌剤をまいたとします。(通常はそう指導されます)
完全に制圧できたと喜んでいると、今度はまったく違う病気が広がるというのはよくあることなのです。そこでまた農薬を使用せざるを得ない。
一方の菌に不利な状況を作ればもう一方の菌に有利な状況が出来上がるからそれが繰り返されてしまう。
だから農薬の最小限の使用は、逆に全滅のような大きな被害を防ぐことになると思っています。自然のバランスの中でうまく調整されるくらいの制限にとどめるのがよいのかなと。それは、農薬の使用倍率や回数、散布方法などの技術によって。
私たちが抗生物質をもらう時に、ビオフェルミン(乳酸菌)をもらうのは、胃の中の菌をみな殺してしまったあとの環境を何とか有用菌で補おうという意味です。バランスを取ろうとしているのです。
殺しっぱなしは怖いのです。
殺虫剤だって除草剤だって同じです。
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