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前回、植生管理ということについて書きましたが、植生を管理するのは、言うは易し行うは難しです。なぜなら植物は必ず遷移(せんい)するものだからです。

遷移とは、前にも書きましたが、まず一年生の草木が繁茂し、しだいに多年生の草木、そして木へ構成が変化しうつろうこと。
そしてだんだん複雑な植生になります。

だから自分たち望む植物を維持する、管理することはとても難しいことなのです。
例えば、実際、ゴルフ場の芝を維持するには、多くの人の手とたくさんの農薬を使用しています。

でも、ちょっと変わった例があります。
写真は、耕作放棄地がセイタカアワダチソウでおおわれている写真です。
セイタカアワダチソウは、多年生ですが、一面にセイタカアワダチソウで単純な植生になっていますね。

これは、セイタカアワダチソウが根から出す独自の有毒物質によって他の雑草が生えることを阻害しているからです。このような効果をアレロパシーといいます。

でも、やっぱり遷移は起こって、やがてセイタカアワダチソウも違う草にとって代わられます(そうじゃないとセイタカアワダチソウだらけになってしまいます)

この写真の場所は、耕作放棄地になってからさほど時間がたっていない土地だそうです。肥料が残っているので、まず、こういうところにセイタカアワダチソウが生えやすい。

でも、やがてセイタカアワダチソウ単一になると、自分たちで肥料分を競合しはじめ、さらに自分の毒で自分を枯らしてススキなどの雑草にとって代わられるようです。(これを自家中毒といいます)

結局、自分だけ生き残ろうと工夫を凝らしても、自然はとどまることを許さずうつろうという摂理なんですね。