

田んぼを畑にする時に大きな問題になるのは水はけです。
田んぼは、当然水をはってお米を栽培するので、水がたまるようにできています。
でも、畑をするうえで排水が悪いというのは致命的です。
排水不良の畑では、野菜を上手に育てることがとても難しいです。
排水を促すために、例えば、明渠(めいきょ)という排水路を掘る方法があります。
しかし、ある方向に緩やかな傾斜をつけて排水するというのはとても難しい作業です。
手作業ならなおさら。
暗渠(あんきょ)と呼ばれる地中を深く掘って排水パイプを埋めて排水路作る方法もあります。
それは高額で大変な工事になります。
もう一つは雑草を利用する方法です。
雑草は根が地中深く入るので、水は根っこにそって地中に浸透していきます。
野菜を作る前、この畑は周りの田んぼ同様に、非常に水はけの悪い畑でした。
左が借りている畑、右が隣の田んぼ。
そこで、明渠をつくりつつ、雑草を畝間に生やしながら栽培しました。
見栄えは悪いですが、半年で水はけがだいぶ改善しました。
水を地中に縦に浸透させることができていると思います。
2年たてばもう少しよくなるでしょう。
このように雑草を水はけ改善に使う方法もあります。
雑草の代わりに緑肥などをつかうのもいいでしょう。
ただ、コストをかけたくないなら雑草でもいいです。
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