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今の農業において土壌病害に対する考え方は、微生物という視点でみると大きく2つに分かれていると思います。
 

同じ野菜を連続して作り続けると作柄が悪化する「連作障害」が起こるわけですが、
小規模面積での栽培が多い日本では、どうしても連作に近い栽培をせざるを得ないという問題が生じます。
もちろん輪作(同じところで同じ作物を作らないように作る場所を変えること)
をしますが小規模面積だと限度もあります。
 

その対策の考え方が大きく違うわけです。
 

今、主流の考え方は、土壌消毒という考え方です。土を農薬を使って消毒する。
病原菌やセンチュウなどを農薬を使ってやっつける方法です。
しかし、同時に有用な微生物や作物に影響のないセンチュウなどもいなくなります。
つまり土の中の生物をゼロにして、白紙にして栽培を始めるという考えです。
 

もう一つの考え方は、土壌微生物を多様化してある特定の病原菌やセンチュウが増えないように拮抗させるという考え方です。拮抗させるとは、微生物同士をある種の競争状態おいて病原菌だけが増えるような環境を作らないという方法です。

言い換えれば、土壌微生物の生態系を複雑にしていくという考え方です。
 

考え方が全然違いますね。
 

今、農薬を使った土壌消毒が主流ということは、その方法が経済的、効果的、作業的にもよいとされているからでしょう。
 

土の中の微生物の働きは見えませんし、微生物にはまだまだ分からないことが多く上手な付き合い方が十分研究されていないのも事実です。
 

まだ、EM農法や微生物●●法といったものはどちらかといえば、亜流というか「んー」という感じで反応されることが多いように思います。
 

ただ、最近自分で微生物を意識しながら作物を栽培してみるととても面白いし、効果的です。
いろいろな研究もすすんでいますしね。