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アオムシコマユバチは、アオムシに寄生する蜂です。
アオムシの天敵。

写真は、アオムシに寄生したコマユバチの繭です。


アオムシに寄生した蜂の幼虫は、アオムシをコントロールします。


寄生されたアオムシはエサを食べ続け、幼虫に与え続けます。
また、幼虫はアオムシがすぐ蛹にならないようにホルモンを使って成育を抑制します。
(蛹になってしまうと餌をとれなくなるから)


幼虫がアオムシの中から出てくるときは繭(まゆ)の状態です。
アオムシは、自分が蛹になるときに使う糸でその繭を作るのを手伝うと言われています。


アオムシは生き続け、繭を守るようにその場にとどまり、自分が死ぬ直前に自分でその場を離れます。(自分が死んだ後に死骸に病原菌がついて繭を汚染しないようにといわれる)


アオムシがあたかもコマユバチを育てているみたいです。
自然界では多くのアオムシが寄生蜂に寄生されます。
農薬を使わない畑ではよく見られます。ぜひ観察してみてください。