12079315_443934679113750_5996061213413700510_n



F1品種とは、一代交雑種ともいいます。
形質が異なる親同士を交配して、その交配一代目がその両親よりも有用な形質を示すものを
F1品種と呼んで利用しています。

F1品種が持つもう一つ農業に有用な性質は、交配一代目はその形質がすべての種に均一に現れるという
性質です。つまりF1品種は、形や味や大きさ、収量などが安定するということ。


昔から固定種(※)同士をかけあわせて新しい品種を作り出す方法はありましたが、
この方法では、生まれる形質が、親より劣ったり、望む形質と異なることも多く、また組み合わせるのに
何度も交配させる必要があるなど時間がかかるなど欠点がありました。


※固定種=親から子・子から孫へと代々同じ形質が受け継がれている種で、
形質(味や形) が 固定されたもの


F1品種を作り出すための技術は、現在では進化し、短期間で新しい品種が生まれるようになってきています。


F1品種を生み出す技術には色々あって、

①除雄(じょゆう)という母系統の雄しべをとって自家受粉できないようにして他の望む系統と交配する方法

②自家不和合性という性質を利用し、限りなく親を純系に近づけ自家受粉しないようにした親同士を交配する方法(説明がややこしいですね)
キャベツで最初のF1は、昭和25年(1950年)「長岡交配一号甘藍」といいます。
自家不和合性を利用して、世界に先駆けて最初のF1種がタキイ種苗から発表されました。


③雄性不稔(ゆうせいふねん)系統の親と交配する方法
 雄性不稔とは、花粉のできない(雄機能の無い)遺伝的な変異種を利用する方法です。
 これは突然変異で現れた花粉を作らない親を利用するものです。加えて、この親を元に作られた子、孫は
 その形質が母系遺伝するため種を作ることができません。

よくF1品種は種ができないといわれますが、F1品種と呼ばれる全てで種ができないのではなく、この雄性不稔系統を親に持つものを交配してできたF1種に種ができないんですね。