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発芽適温と生育適温。


発芽適温とは、種を播いて発芽するのに適当な温度のことで、
生育適温とは、発芽後大きくなっていくのに適当な温度のことを言います。



どちらの温度も、気温ではなくて地温を意味しています。
 

12月~2月くらいの露地野菜栽培は、地温が低くなりますので、
まず発芽温度(20℃くらい)を確保することがとても大変です。
つまり種まきしても芽がでない。


だから、この時期、ホームセンターなんかでもほとんど野菜の苗なんかは売っていませんね。
苗農家さんも苗作りするのにいろいろ設備が必要になるからです。
 

野菜の生育適温は発芽適温よりも低いことが多いので、もし苗を今植えることができれば、
春先、暖かくなったらその時に種を播くよりもちょっと早めに大きくなることが期待できます。
 

一般的に私たちが感じる春は4月くらいかもしれませんが、
野菜は、冬至が過ぎて日が長くなることを微妙に感じ取って、
2月入ったころから生長し始めるものが多いように思います。


つまり地温は、気温より早く上がるということかもしれません。
一般的に、12月、1月は、平均して地温のほうが気温より低く、
そのほかの月には、地温のほうが気温より高くなっています。
地温が温まってから気温が温まってくるということです。 
 

写真は卵パックで苗を生育している様子です。
温度も確保できるし、水やりもしないでどこまで伸びるか実験しています。
自分で簡単に苗が作れたらこの時期も野菜を植えられますしね。
播種後10日くらいです。