


濃い色の葉は、窒素が効き過ぎているということ。
葉色の薄い方は、窒素をあまり含まない有機肥料で作ったホウレンソウ。
葉色の濃い方は、直売所で売られている平均的な色のホウレンソウ。
普通の野菜は窒素を硝酸態窒素の形で吸収します。
余分な窒素は、野菜に蓄積し、ホウレンソウなど葉物の場合、葉の緑が濃くなります。
ホウレンソウは特に黒くなります。
赤ちゃんに硝酸態窒素が多く含まれた野菜を食べさせては、いけないと言われています。
(メトヘモグロビン血症)
硝酸態窒素の人体への影響は諸説あるのでこの辺にして、
ただ、硝酸態窒素の過剰は、植物体、環境にはよくないとされています。
まず、硝酸態窒素が過剰な植物は軟弱に育ちやすく、病気、害虫にやられやすくなります。
つまり農薬に頼る確率が高くなります。
また、硝酸態窒素は、水に溶けやすいので、地下水や水源の汚染につながります。
アオコなどが発生する富栄養化の原因にもなります。
普段スーパーなどで、緑色が濃い方が野菜がおいしいそうに見えるかもしれません。
でも、野菜を選ぶときは、できるだけ葉色の薄い(新緑の色がいい、黄色いのは、窒素不足)を選びましょう。
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