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ぼかし肥料とは、油かすや米ぬかなど窒素を比較的多く含むの資材に、炭素率※の高いもみがらなどを混ぜて発酵させて作る肥料のことです。
 

油かすや米ぬかを直接肥料として与えるよりも、肥料の効果が早くでるので化学肥料的につかったりします。


よいボカシ肥料作りの際は、好気性菌と嫌気性菌の連携プレーが重要です。


好気性菌とは、酸素呼吸しながら有機物を分解するタイプの菌のことです。
嫌気性菌とは、酸素がなくても生きていける菌のことをいいます。


好気性菌が活躍し、好気性菌によって作られた糖をエサにして、バトンタッチした嫌気性菌が活躍し、アミノ酸などを生み出し、栄養豊富なボカシ肥ができあがるというわけです。


好気性菌の代表はこうじ菌と納豆菌、酢酸菌も好気性菌です。

嫌気性菌の代表は、乳酸菌や酵母菌です。


好気性菌と嫌気性菌をバランスよく働かすことがボカシ肥料づくりのポイントになります。



※炭素率とは有機物などに含まれている炭素(C)量とチッソ(N)量の比率、C/N比ともいいます。