457484


土の中には、空気から肥料を作る微生物がいます。


ダイズや落花生などのマメ科植物の根に共生している「根粒菌」という菌です。


窒素分が少ないやせた土でも、マメ科作物を植えると盛んに育つことは昔から知られていました。


根粒菌はマメ科植物の根に「根粒」を形成します。
写真は落花生の根ですが、こぶのようなものがいっぱいついています。
これが根粒です。


落花生と根粒菌の関係は「共生」と言われます。


「共生」とは二つの生き物が互いに助け合って生きていることです。


マメ科植物は太陽エネルギーから作り出した糖を根粒菌に与え、その見返りとして根粒菌は空中から窒素を植物が利用できる肥料の形に変えてマメ科植物に返しているのです。

空気中の窒素を植物が利用できる形に変えることを「窒素固定」といいます。


マメ科植物がこの共生関係を得たことで、窒素分が少ないやせた土でも、生育することができるようになりました。
生育旺盛なクズもマメ科植物です。
クズはつる性のマメ科植物ですごい速さで繁殖しますね。


マメ科植物にたくさん窒素肥料を与えると、根粒菌の数が減ることが知られています。
窒素肥料をやりすぎることで葉が茂りすぎて豆ができないということも起こります。


マメ科の野菜を植えるときは、窒素肥料の与え方に気を付けましょう。