
堆肥づくりは微生物をうまく働かせる環境づくりが大切になります。
中でも大切なのは、炭素率と水分量、空気量のバランスを良くすることです。
炭素率はC/N比ともいい、堆肥に使用される資材の炭素と窒素の割合のことを言います。
そして、出来上がった堆肥は20~30程度がよいとされています。
堆肥を作る際は使用する資材に気を付けなければいけません。
家畜糞尿は炭素率が低い傾向にあります。
炭素率が低すぎる場合は、堆肥化の途中でアンモニアガスが発生し、悪臭が強くなります。
主な家畜糞尿の炭素率(一例)
鶏ふん5.6
豚ぷん11.4
牛ふん15.8
馬糞 20.4
ちなみに家畜堆肥に含まれる肥料成分量は馬<牛<豚<鶏の順番で多くなります。
自分の身近な資材で堆肥をつくろうとした場合
家のごみの炭素率は、24.5くらいです。
落ち葉を利用しようとした場合、21.3(イチョウの葉)くらいです。
一方で稲わらやオガクズなどは炭素率は高いものもあります。
炭素率の高い資材の炭素率(一例)
もみがら74.3
稲わら77.6
から松バーク123
杉おがくず636
炭素率が高すぎる場合には、堆肥化が遅れます。
炭素率を下げる必要のあるときは、なんらかの窒素を添加します。
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