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aburabachi


日差しの強い、あたたかい日が続きます。
 
 
さて、こうなってくるとアブラムシも多くなってきます。
アブラムシは、どんな野菜でもつくといっていいと思います。
 
 
葉物野菜にも当然ついてしまうし、ついてしまうと商品として選んでもらえないということになります。
だから、この時期、農薬を使っていない葉物野菜というのは、現実的には非常に少ないと思います。最近は植物工場でつくられたものがスーパーに並びます。
 
 
ハウスの中で葉物を栽培している場合、アブラムシが外から入ってこないから発生が少ないんじゃないかと思うかもしれませんが、実はハウスの中の方が露地よりもアブラムシが増えやすい。無農薬で栽培すれば、露地の方がアブラムシが少ない。
 
  
なぜか。 
露地栽培の方が、生き物が多様なのでアブラムシもその競争にさらされ、発生圧がかかるのです。つまり天敵の効果です。
 
 
写真は露地のアブラナ科葉物野菜(チヂミ菜)の葉裏の様子です。
 
 
アブラムシが発生していますが、その中に丸い白っぽいアブラムシがいるのがわかると思います。
 
 
これはアブラバチという寄生蜂に卵を産み付けられたアブラムシです。
このような状態のアブラムシをマミー(ミイラ)といいます。
寄生蜂はこうやってどんどんアブラムシに寄生して増えていきます。
 
 
無農薬の葉物野菜を買ってみて葉裏にこのマミーを見つけたら、まさしく無農薬の証です。
なぜなら、天敵は一般的に農薬に非常に弱いのです。