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主要農産物種子法の発効は昭和27年から。
時代は戦後、食料増産が大命題でした。
その中で新品種の種子を作り出し、計画的かつ大量に生産するシステムは官が担うのが効率的でした。
 
 
経済成長を遂げる中、その食味の良さから、コシヒカリは昭和54年から作付け面積NO.1です。
 
 
官というのは、前例踏襲型の組織です。
圧倒的なコシヒカリという品種が存在するとどうしても、コシヒカリを基準とした品種改良に落ち着いてしまうのではないでしょうか。コシヒカリのちょっと改良みたいな品種が増えているのはそのためではないでしょうか。
 
 
結果として日本で栽培されているお米の7割がコシヒカリ系のお米になったとは言えないでしょうか。
 
 
お米の消費は減り続けています。この50年で半減です。
1962年118kg→2015年54.6kgです。
 
 
お米のニーズはコシヒカリの様な食味だけでしょうか。
 
消費者の視点で。
日本の食事も多国籍化しています。
色々な国の料理に合ったお米がもっと必要ではないでしょうか。
スペイン料理向くお米とインド料理に向くお米は違うのではないでしょうか。そいういうお米は輸入すればいいでしょうか。
 
 
最近は業務用のお米のニーズが増えています。
お米を炊く前、水に浸す手間を省いても、炊飯中に水がしっかりとお米に浸み込むような手間いらず品種に需要はないでしょうか。
 
 
生産者の視点で。
最近の温暖化の中でゲリラ豪雨が多発しています。
よくTVで収穫前の稲が水没しているような映像が流れます。
稲は水没して数日たつと枯死するものがでます。
そういう時にも生き残る水稲に生産ニーズはないでしょうか。
 
 
どこでそういう品種を手に入れたらいいでしょうか。
  
 
お米の多様な需要を創出する必要はないでしょうか。
  
 
こういうことが主要農産物種子法が廃止された理由の一つとして考えられないでしょうか。