種苗法


自家採種(自家増殖)とは、収穫物の一部を次の作付けのための種苗として用いることであり、農業者にのみ認められているものです。

自家増殖が認められているのは、
①農業者が、
②正規に種苗を購入し、
③その種苗を用いて収穫物を得、その収穫物を自己の経営において種苗として用いる場合です。
ただし、
④自家増殖に育成者権が及ぶ植物に属する登録品種でない場合に限ります。
⇒これにより、例えばトマトの登録品種では、わき芽挿しによる増殖が認められない?

また、購入した種苗をそのまま増殖用に用いる場合(自己の経営内で用いる場合も含む)は農業者でも権利者の利用許諾が必要になります。
⇒品種登録のあるさつまいも苗を買ってきてそのままその苗を増やしてはいけないけれど収穫物を苗として次期作に使うのはいい?(育成者との契約の確認が必要)

自家増殖して余った種苗を近所の農家に配布する場合も(有償、無償を問わなず)権利者の利用許諾が必要になります。
 
ここら辺は少しややこしいです。

なお、育成者権は以下のとおり期間の定めがあります。
・平成17年6月17日以降に登録されたものについては、品種登録の日から25年
・平成10年~17年に品種登録されたものは、品種登録の日から20年
・平成10年以前に品種登録されたものは、品種登録の日から15年
近年徐々に育成者権の年数が伸びてきています(育成者の権利が保護されている)


品種登録データについては以下のサイトで確認ができます。
自家増殖可能か調べるのに使えます。
http://www.hinshu2.maff.go.jp/vips/cmm/apCMM110.aspx?MOSS=1