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野菜類の耐水性


雑草草生栽培

小規模生産の場合、雑草草生栽培に取り組むのもいいアイディアだと思います。
なぜなら、しっかり除草するというのはとても大変な作業だからです。

草生栽培に取り組むメリットはは労力の軽減だけではありません。

仮にもともと田んぼのようなところで野菜を栽培しているとどうしても雨が降ると排水が上手くいかず、畝間に水が溜まってしまいます。
しかし、野菜の根は長時間水に浸っていると呼吸ができなくて弱ってしまいます。
そこで、畝間に草をはやしておくと水はけがよくなり、根の障害を軽減することに役立ちます。

また土を裸地状態にしておくと、どんどん土壌の有機物が分解され失われていき、最終的には有機物がなくなり、土壌微生物の働きが落ちていきます。そうなると土壌の団粒構造が維持できなくなります。さらに、土壌微生物が減れば、それを食べる動植物も減少し、畑の生物多様性が悪化します。
生物多様性が悪化するということは、各種病害に弱くなり農薬使用量が増えるということにつながります。

一方で草生栽培の取り組むのはなかなか難しい点もあります。

例えば雑草をはやしすぎて作物の周りを囲ってしまって通気や日当たりを悪くしてしまう。
作物のそばに雑草が生えて、栄養競合してしまう。などです。
 
雑草草生栽培は、本来は手間をかけずに雑草防除かかる労力を軽減し、生物多様性を保つことにより病害虫を減らす方法ですので、雑草草生栽培をして逆に手がかかったり、病害虫が増加したりするのは本末転倒です。
 
雑草をコントロールしながら、労働力の軽減と畑の環境(生物多様性)を維持していく兼ね合いが難しいですが、うまく制御できれば、農薬や化学肥料の低減にもつながる技術です。