日本におけるグリホサートのADIについては、1mg/kg体重/日と定められています。
一方国際的な基準であるJMPRで定めたMRLも同様に0~1mg/kg体重と定められています。
したがって日本が特にADI(MRL)が高いというわけではないということです。
ただ、ここで少しややこしいのは、小麦の残留基準値(ADIではない)が各国で少し異なるということです。
グリホサートの小麦の残留基準値は、(リンク先で調べられます)
日本 30ppm
http://db.ffcr.or.jp/
コーデックス 30ppm
http://www.fao.org/fao-who-codexalimen…/…/pesticide-mrls/en/
EU 10ppm
http://ec.europa.eu/…/pesti…/eu-pesticides-database/public/…
ここでEUの3倍日本は基準が甘いではないかということになります。
しかしこの残留基準値はADI(MRL)の範囲内で設定されているということです。
残留基準値が各国で異なる理由は、食文化や栽培作物、病害虫が発生しやすい気候条件等が異なることによります。
それぞれの国は各国のADI(MRL)の範囲内で作物に残留基準値を振り分けることが可能です。
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