私の畑では雑草を厳密に防除していない。
これは故意である(ほってあるように見えても!)
除草というのは厳密にやればやるほど雑草にとって環境を整えることになるからだ。
”雑草魂”とかいう言葉があるように、雑草は生命力があってどこでも育って強 ...
カテゴリ: 雑草
雑草について考える㉓オヒシバ
4月、雑草の季節本番。
畑に行くたびに緑が増えていてびっくりします。
これから想像を超える速さで雑草だらけになります。
写真はオヒシバ。
別名チカラグサ。
力を入れても抜けないからチカラグサ。
イネ科。
よくよくみるとイネ科雑草はすごいなあと思うわけで ...
雑草について考える㉒オニノゲシ
オニノゲシ。
このとげ大きくなるほどトゲトゲがひどくなり
手で触れられなくなります。
40センチくらいでもうトゲが痛い
草刈りをしていてズボンの上からでも足に突き刺さる。
これは早いうちに根元から刈る。
大きくしてはならない、危ない。
写真くらいで刈 ...
雑草について考える㉑アレロパシーとそば
普通関西では、8月初旬くらいにそばの種まきをします。
秋そばというやつです。
そばは強い作物で、雑草化するので、普通の畑をそば畑にすると元の畑に戻すのが大変と言われています。
アレロパシーという作用で、根から他の植物の生育を邪魔する成分を出して生き残 ...
雑草について考える⑳オオアレチノギク
オオアレチノギク。だと思う。
この草もあちこちにあります。
荒れ地にでも育つキク。しかも大きくなるからオオ。
いかにもやっかいな名前。
これも引き抜けないで途中で切れる。
だいたいこういうのは帰化雑草です。
帰化雑草は、日本に昔からある雑草ではなく ...
雑草について考える⑲クズと葛の利用方法
クズ。
雑草としては、まあ手ごわい。
つるが長く硬い。こういう斜面を覆う。
草払い機に引っかかるし切れないし。
根元を掘っていくと根っ子のお化けみたいなのがあって、上のつるを切ってもどんどん再生する。
根っ子のお化けが葛粉の原料。
これを掘りあげる仕 ...
雑草について考える⑱アレロパシーとさつまいも
昨年のサツマイモを植えた時の写真ですが、
サツマイモの苗を植えた畝(上)と植えていない畝(下)
で雑草の生え方が違いますね。
これはおそらくサツマイモから化学物質(アレロケミカル)が出ていて、その化学物質がサツマイモが自分以外の雑草が生えるのを抑制し ...
雑草について考える⑰つる性植物の戦略
つる性の植物の戦略は、生長速度を速めて、自分のテリトリーをいち早く確保し、種を残すというもの。
そこらにはびこる写真のクズなどがそうですね。
もう一つの写真は大豆がつる性になったものです。
なぜ、急に大豆がつる性になるのか考てみると、
他のつる性植物同様 ...
雑草について考える⑯カタバミ
カタバミ。
黄色いきれいな花を咲かせます。
紫っぽいのもカタバミの一種。
葉っぱを見るとクローバーに似ているので、マメ科かなと
勘違いしますが、カタバミ科。
この繁殖力はすごい。どんどん広がります。
球根や種でも広がるし、分枝が広がり土中がカタバ ...
雑草について考える⑮イネ科雑草
やっぱりイネ科雑草。
種類はいっぱいあります。
増えすぎるとやっかいです。
生育は旺盛C4植物(※)
根はひげ根でなかなか抜けない。
刈っても再生が早い。
種がどんどこ増えて、どんどこ土の中に蓄えられる。
大きくなって作物の邪魔になる。
※C4植物とは強光 ...