刈り取り前の稲です。 よーく見ると稲の間から黒っぽい穂が出ていますね。 みんなヒエです。 ヒエは、田んぼの中で生きるため独自に生きるために進化してきました。 だからヒエは、水田条件では生きることができますが、畑には生えません。 田んぼで生きるためにヒエ ...
カテゴリ: 雑草
雑草について考える⑬水田の畔の雑草管理
ビシッと管理した畦畔。 ここまで刈ったらどうなるかという写真です。 下の写真、ひょこひょこ出ているのは全部イネ科雑草。 ここ何回かで書いている実例です。 地際ギリギリで草を刈るとイネ科雑草ばかりになります。 水田畦畔のイネ科雑草は穂を付けると ...
雑草について考える⑫グランドカバー植物の利用
リピア(イワダレソウ)を草抑えに使っている様子。 小さな花が咲くグランドカバーの花です。 非常に増えやすく広がるそうです。 そして、他の雑草の抑制する力はすごいらしいです。 写真を見ると確かに。 外来種なので繁殖力がすごいです。 繁殖に種も使うらし ...
雑草について考える⑪雑草地と天敵の活用
バンカープランツ※として畑の周りに雑草地を維持していると、色々な虫がみられるようになります。 ※バンカープランツとは、バンカー(銀行)がお金を集めて増やしているように、色々な昆虫を集めて増やしているような植物の集まりのことをいう。 写真はおそらくコゴ ...
雑草について考える⑩アレロパシーとジャガイモ
ジャガイモのあとにアブラナ科野菜を育てるとあまり育ちがよくないなどと言われています。 ジャガイモ後のキャベツは結球しないとか。 アレロパシーによると言われていますが良くわかりません。 ジャガイモの写真ですが、ジャガイモ周辺にイネ科の雑草が生えていま ...
雑草について考える⑨天敵養生と緑地帯
畑の一部に緑地帯を作ること。 それは、ただ雑草を放置するのではなく、ある程度コントロールする。 ヨーロッパでは広い畑の一部にそのような雑草地(緑地帯)を残す方法がとられているといいます。 緑地帯の目的は、天敵の養生、生物多様性の維持にあります。 ヨ ...
雑草について考える⑧田んぼを畑にする際の雑草利用
田んぼを畑にする時に大きな問題になるのは水はけです。 田んぼは、当然水をはってお米を栽培するので、水がたまるようにできています。 でも、畑をするうえで排水が悪いというのは致命的です。 排水不良の畑では、野菜を上手に育てることがとても難しいです。 排 ...
雑草について考える⑦植生管理という考え
前回、植生管理ということについて書きましたが、植生を管理するのは、言うは易し行うは難しです。なぜなら植物は必ず遷移(せんい)するものだからです。 遷移とは、前にも書きましたが、まず一年生の草木が繁茂し、しだいに多年生の草木、そして木へ構成が変化しうつろ ...
雑草について考える⑥同じ雑草を増やさない方法
雑草の管理方法を変化させるとは具体的にどんな方法があるでしょう。 このノリ面の管理を例に考えてみます。 ①まず、単純に考えれば、草刈りの回数を変えることです。今まで年3回だった草刈りを年6回にすればきっと出てくる草種は変化し、今の雑草ではないものになるで ...
雑草について考える⑤雑草の管理方法が雑草の発生に及ぼす影響
雑草について考える②でも書きましたが雑草は、その環境に最も適した草種が生えると考えられます。 環境=管理方法と考えれば、同一の管理方法を続けていけば、その管理方法に最も適した雑草が残っていく事になります。 例のノリ面の木のような雑草がはびこる理由は、今 ...