野菜作り失敗の傾向と対策

いざ自分で野菜を作ってみると失敗の連続です。むしろ失敗するのが普通といってもいい。 失敗を続けるうちに、ふと、より多くの失敗を知っていることが野菜作り上達への最短距離じゃないかと考えるようになりました。 失敗がベースにあって、そこから一つ一つ失敗の要素を取り除いていく。できる限りの失敗を予防する事で成功を目指す。それが私の野菜作りの基本的な考え方です。 そういう思いで、私が実際に野菜を育てて失敗したこと、そしてなぜ失敗したのか自分なりに考えた事を蓄積していきたいと思います。 その他農業に関するトピックスも少しずつ更新していきます。

カテゴリ: 要素欠乏

失敗の傾向 ししとうの新葉が黄色くなる。 原因 鉄欠乏の可能性が高い。 土壌がアルカリ性の場合は鉄欠乏が疑われる。 カルシウム欠乏、ホウ素欠乏なども新葉に現れるが、葉枯れが生じることが多い。 カルシウム、ホウ素欠乏が出るのは酸性土壌の場合である。 対策 露地 ...

植物を構成する要素をもう本当に単純化してしまえば、   C、O、H、N。   植物は、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)と光エネルギーで糖(C-H-O)を作る。 そしてそれに窒素(N)をくっつけてアミノ酸にしている。   水(H2O)と窒素(N)が大切なのはわかる。 植物を構成 ...

原則①症状が出ている場所を観察する。 それぞれの要素の植物体内での移動のしやすさによって欠乏症状が出る部位が変わる。 →生長点や若葉に欠乏症状が出やすい要素は移動性が小さい要素=カルシウム、ホウ素、鉄、マンガン →欠乏症状が下の古い葉から出やすい要素は移動 ...

野菜のSOS 植物は動けませんし、話す事も出きませんので、自分になんらかの危機が迫っている場合、色々な方法でSOSを出します。 さて、このきゅうりはどんなSOSを出しているんでしょうか? 生長点付近が黄色くなってきています。 見立てでは、鉄欠乏症状ですが、どうし ...

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